リフォームにかかる費用を安く抑える方法について解説!

       

公開日:2023/06/15  最終更新日:2023/04/25


マイホームは住み続けているうちに、設備に劣化が発生し、本来住宅が持つ機能が損なわれてしまいます。とくに外壁や屋根といった風雪にさらされ続ける箇所は劣化しやすく、放置してしまうとひび割れなど深刻なダメージに発展してしまいます。今回は、リフォームにかかる費用を安く抑える方法について解説します。

リフォーム費用の相場

メンテナンスが必要な頻度は住んでいる環境によって異なりますが、10年ごとに一度程度が一般的です。適切なリフォームのタイミングを逃してしまうと、ダメージを受けた箇所の劣化がさらに進んでしまいます。

すると修復にかかる費用が高くなってしまうだけではなく、住みながらのリフォームが困難となり、一時的な仮住まいや引っ越しを伴わねばならず、より出費がかさんでしまいます。こうならないためにも、早期の対応が肝心です。

主なリフォームが必要な箇所は外壁・屋根以外にも、水やガスといったライフライン、床・壁紙・畳などの内装、窓周りや建具などが挙げられます。各箇所に用いられている設備の寿命によってリフォーム周期は異なり、畳の新調、屋根の塗装、壁紙の張り替えは10年、外壁や水・ガスまわりは10~20年、屋根の葺き替えは20年、窓周り・建具は20~30年が目安となっています。

各パーツの寿命は用いている素材やグレード・使用頻度によって異なるため、必ずしも目安通りの周期にリフォームをしなければならないわけではありませんが、こまめに点検して劣化のサインを見逃さないことが重要です。

リフォームにはどのような費用がかかるの?

リフォーム費用には、修復を行う職人の人件費である「工事費」とリフォーム箇所に必要なパーツ「材料費」にわけられます。工事費は工事範囲や工事にかかる手間で金額が変わり、材料費は修復箇所の設備機器や建材の数量と値段で変わります。

リフォームにかかる相場として、トイレ・洗面所はそれぞれ10~20万円、窓・玄関は10~50万円、畳は1畳あたり裏返しで3,000~5,000円、新調で1~4万円、屋根は50~100万円、外壁・浴室は50~150万円、キッチンは50~200万円程度となっています。

また、トイレやシステムバスなどは壊れていなくても、15~20年も経過すれば節水性能や清掃性などの機能が向上しているため、新しいものに交換することで快適性アップや光熱費節約につながることもあります。

リフォーム費用が高くなってしまう原因

リフォーム費用が高くなってしまう原因は4点あります。

ハイグレードな建材・設備機器

ひとつは建材・設備機器のグレードです。グレードが高いほど多様な機能がついていたり、上質な素材が使われていたりするため、高額になります。たとえば外壁をリフォームする際に、塗料をアクリル(1,000~1,800円/㎡)にするか、シリコン(2,300~3,500円/㎡)にするか、無機(3,500~5,500円/㎡)にするかで1㎡あたりのコストが異なります。

価格だけを見て判断すると、アクリルが最も安く仕上げられますが、耐用年数が3~8年しかないため劣化しやすく、長期的にみると割高です。シリコンは7~15年、無機は10~25年の耐用年数をもち、それぞれ結露に強い、防火性が高いなどの機能が得られるため、値段だけではなくトータルで判断することが大切です。

補修個所や施工範囲

ふたつ目の原因は、劣化状態や施工範囲によるものです。劣化具合が初期の段階でリフォームをおこなえば安価で修復可能だった箇所も、放置したことでダメージが深刻化し、大掛かりなリフォームが必要となってしまったパターンです。

間取りや水回りの変更

3点目は、間取りの変更を含むことです。間取りの変更は壁や扉、窓などの解体や新設、床や天井の補修が必要です。水回りの間取り変更であればガスや給排水設備の移設も必要となるため、工事費・材料費が増加しやすくなります。

材料費の高騰

近年発生しているウッドショックにより、木材・木製品の国内価格は値上がりしている状態です。原因は日本の木材需給率の低さと、コロナ禍の蔓延によって木材の需給バランスが崩れたこと、木材業界のストライキや虫害の発生により木材流通量が減少したことが挙げられます。

リフォームにかかる費用を安く抑えるためには?

リフォーム費用を安く抑えるために有効なテクニックは、補助金制度を活用することが挙げられます。工事時期や申請時期などで適用可能なリフォーム関連の補助金が変わるため、工事日程に目処がついたら最新情報を確認しましょう。

国で行っている補助金制度としては、長期優良住宅化リフォーム推進事業(補助額100~250万円)や、先進的窓リノベ事業(補助額5~200万円)、こどもエコすまい支援事業(補助額100万円)などがあります。適用条件は制度ごとに異なるため、補助金対象となるかどうか忘れずにチェックしましょう。

また、工事業者と交渉することでリフォーム費用を安くできることもあります。交渉の際には、提示された見積価格をチェックし、金額の根拠や諸経費の内訳を教えてもらい、追加工事の可能性を確認したうえで、あらかじめ考えている予算を伝えて費用を抑えられる部分がないか相談してみましょう。

無理な値下げを強いると、材料のグレードが下がったり、工事職人との関係が悪化したりするリスクも起こりえるため禁物です。交渉の際には、リフォームのプロにわからないことを質問する、値下げの方法を教えてもらう、というスタンスでコミュニケーションをとることが大切です。

まとめ

リフォームにかかる費用を安く抑える方法について解説しました。リフォームは家を健全な状態に保つために欠かせません。リフォームの周期や相場は設備によって異なりますが、10年に一度の頻度が一般的で、屋根や外壁の工事費は50~150万円程度が相場です。リフォーム費用は、設備のグレードや修復箇所の劣化の進み具合によります。長期的にみると、こまめに点検して必要な箇所には早期にリフォームすることが経済的です。リフォームにかかる費用を安く抑えるためには補助金制度を活用したり、工事業者に見積内容を確認し、費用を下げる方法を相談したりすることが有効です。

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